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県政報告・石井よしき発言
令和5年
令和5年5月臨時会(第1号)
令和5年5月臨時会(第1号)
2023年5月22日
石井よしき発言
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(主な質疑)
午前十一時十分開会・開議
◯臨時議長(筒井タカヤ君)
ただいまから令和五年五月臨時愛知県議会を開会いたします。
なお、地方自治法第百七条の規定により、私が臨時議長を務めますので、御協力をお願いいたします。
それでは、議事日程に従い会議を進めます。
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日程第一 議席の指定
2:◯臨時議長(筒井タカヤ君)
まず、議員各位の議席は、会議規則第四条第一項の規定により、お手元に配付してあります議席表のとおり指定いたします。
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議 席 表
一 番 阿 部 洋 祐君
二 番 藤 原 聖君
三 番 江 原 史 朗君
四 番 村 嶌 嘉 将君
五 番 伊 藤 貴 治君
六 番 杉 浦 友 昭君
七 番 柳 沢 英 希君
八 番 宮 島 謙 治君
九 番 増 田 成 美君
十 番 大久保 真 一君
十 一番 井 上 しんや 君
十 二番 古 林 千 恵君
十 三番 末 永 け い君
十 四番 阿 部 武 史君
十 五番 永 田 敦 史君
十 六番 喚 田 孝 博君
十 七番 細 井 真 司君
十 八番 山 口 健君
十 九番 島 孝 則君
二 十番 小木曽 史 人君
二十一番 松 本 まもる 君
二十二番 浦 野 隼 次君
二十三番 横 田 たかし 君
二十四番 中 村 貴 文君
二十五番 中 村 竜 彦君
二十六番 杉 浦 正 和君
二十七番 日 高 章君
二十八番 平 松 利 英君
二十九番 杉 浦 哲 也君
三 十番 加 藤 貴 志君
三十一番 しまぶくろ 朝太郎 君
三十二番 下 奥 奈 歩君
三十三番 神 谷 まさひろ君
三十四番 桜 井 秀 樹君
三十五番 おおたけ り え君
三十六番 鳴 海 やすひろ君
三十七番 黒 田 太 郎君
三十八番 朝 倉 浩 一君
三十九番 山 田 たかお 君
四 十番 朝 日 将 貴君
四十一番 杉 江 繁 樹君
四十三番 村 瀬 正 臣君
四十四番 林 文 夫君
四十五番 神 谷 和 利君
四十六番 佐 藤 英 俊君
四十七番 田 中 泰 彦君
四十八番 鈴 木 雅 博君
四十九番 今 井 隆 喜君
五 十番 辻 秀 樹君
五十一番 ますだ 裕 二君
五十二番 岡 明 彦君
五十三番 安 井 伸 治君
五十四番 福 田 喜 夫君
五十五番 河 合 洋 介君
五十六番 鈴 木 まさと 君
五十七番 日 比 たけまさ君
五十八番 神 戸 健太郎 君
五十九番 丹 羽 洋 章君
六 十番 政 木 り か君
六十一番 成 田 修君
六十二番 山 下 智 也君
六十三番 中 根 義 高君
六十四番 山 本 浩 史君
六十五番 石 塚 吾歩路 君
六十六番 寺 西 むつみ 君
六十七番 近 藤 裕 人君
六十八番 高 桑 敏 直君
六十九番 青 山 省 三君
七 十番 犬 飼 明 佳君
七十一番 園 山 康 男君
七十二番 天 野 正 基君
七十三番 森 井 元 志君
七十四番 谷 口 知 美君
七十五番 長 江 正 成君
七十六番 鈴 木 純君
七十七番 島 倉 誠君
七十八番 須 崎 か ん君
七十九番 伊 藤 辰 夫君
八 十番 鈴 木 喜 博君
八十一番 南 部 文 宏君
八十二番 新 海 正 春君
八十三番 藤 原 ひろき 君
八十四番 坂 田 憲 治君
八十五番 峰 野 修君
八十六番 神 戸 洋 美君
八十七番 中 野 治 美君
八十八番 木 藤 俊 郎君
八十九番 柴 田 高 伸君
九 十番 かじ山 義 章君
九十一番 富 田 昭 雄君
九十二番 高 橋 正 子君
九十三番 高 木 ひろし 君
九十四番 神 野 博 史君
九十五番 松 川 浩 明君
九十六番 横 井 五 六君
九十七番 久保田 浩 文君
九十八番 川 嶋 太 郎君
九十九番 いなもと 和 仁君
百 番 石 井 芳 樹君
百 一番 水 野 富 夫君
百 二番 直 江 弘 文君
百 三番 筒 井 タカヤ 君
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日程第二 会議録署名者の指名
3:◯臨時議長(筒井タカヤ君)
次に、会議録署名者には、小木曽史人議員、中村竜彦議員、直江弘文議員を指名いたします。
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日程第三 会期の決定
4:◯臨時議長(筒井タカヤ君)
次に、会期は本日一日と決定いたしまして御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
5:◯臨時議長(筒井タカヤ君)
御異議なしと認めます。よって、会期は本日一日と決定いたしました。
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日程第四 議長選挙
6:◯臨時議長(筒井タカヤ君)
ただいまから議長選挙を行います。
選挙は投票によることといたします。
議場の閉鎖を命じます。
〔議場閉鎖〕
7:◯臨時議長(筒井タカヤ君)
ただいまの出席議員は百二名であります。
投票用紙を配付いたします。
〔投票用紙配付〕
8:◯臨時議長(筒井タカヤ君)
投票用紙の配付漏れはありませんか。──配付漏れなしと認めます。
投票箱を点検いたします。
〔投票箱点検〕
9:◯臨時議長(筒井タカヤ君)
異状なしと認めます。
この際、念のため申し上げます。投票は単記無記名であります。投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、一番阿部洋祐議員から議席の順に御投票願います。
〔各員投票〕
10:◯臨時議長(筒井タカヤ君)
議長はこの席から投票いたします。
投票漏れはありませんか。──投票漏れなしと認めます。
投票を終了いたします。
開票に先立ちまして、開票立会人に川嶋太郎議員、鈴木純議員、木藤俊郎議員を指名いたしまして御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
11:◯臨時議長(筒井タカヤ君)
御異議なしと認めます。よって、開票立会人に川嶋太郎議員、鈴木純議員、木藤俊郎議員を指名いたします。
直ちに開票を行います。ただいま指名いたしました議員の立会いをお願いします。
〔開票立会人立会いの下に開票〕
12:◯臨時議長(筒井タカヤ君)
選挙の結果を報告いたします。
出席者総数 百二名
投票総数 百二票
符合しております。
有効投票 九十九票
無効投票 三票
得票数
石井 芳樹議員 六十四票
高木ひろし議員 二十八票
木藤 俊郎議員 五票
下奥 奈歩議員 一票
末永 けい議員 一票
右の結果、法定得票数を得、かつ最多数を得られました石井芳樹議員を当選者と決定いたします。(拍手)
議場の閉鎖を解きます。
〔議場開鎖〕
13:◯臨時議長(筒井タカヤ君)
ただいま議長に当選されました石井芳樹議員が議場におられますので、会議規則第三十一条第二項の規定により、この席から当選の告知をいたします。
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14:◯臨時議長(筒井タカヤ君)
この際、議長石井芳樹議員から挨拶があります。
石井芳樹議員。
〔議長石井芳樹君登壇〕
15:◯議長(石井芳樹君)
ただいまは、栄誉ある百三代愛知県議会議長に御選任を賜り、身に余る光栄に存じますとともに、その責務の重大さを痛感しているところであります。
現在、本県においては、県民の安全・安心の確保、産業力の強化、次代を担う人づくりなど、様々な分野の課題に直面しております。特に、新型コロナウイルス感染症に伴う多くの制約が四年ぶりに解除されたことから、社会経済活動を回復させることが強く求められております。
また、本年度は、ジブリパーク第二期開園が予定されております。さらなる愛知の魅力として世界から注目を集め、多くの方々に愛知へお越しをいただき、地域経済の活性化につなげていくことが重要であると考えております。
さらに、本県では、この先、STATION Aiの開業や愛知国際アリーナの建設、アジア・アジアパラ競技大会の開催、リニア中央新幹線の開業、中部国際空港第二滑走路供用開始などの大型プロジェクトが続きます。これらの成功により愛知を一層成長させ、県民の皆様が豊かさを実感できるよう全力で取り組む必要があります。
私ども県議会は、県民の皆様の御意見を県政にしっかりと反映できるよう、開かれた議会運営に努め、言論の府にふさわしい活発な議論が交わされる議会とするとともに、議会機能の強化を図り、引き続き県民の皆様の負託に応えてまいりたいと存じます。
どうか議員各位をはじめ理事者並びに関係各位の皆様方の御協力を心からお願い申し上げ、私の就任の御挨拶とさせていただきます。(拍手)
16:◯臨時議長(筒井タカヤ君)
以上をもちまして、臨時議長の職務は終了いたしました。御協力ありがとうございました。(拍手)
〔臨時議長退席、議長着席〕
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日程第五 副議長選挙
17:◯議長(石井芳樹君)
これより副議長選挙を行います。
選挙は投票によることといたします。
議場の閉鎖を命じます。
〔議場閉鎖〕
18:◯議長(石井芳樹君)
ただいまの出席議員数は百二名であります。
投票用紙を配付いたします。
〔投票用紙配付〕
19:◯議長(石井芳樹君)
投票用紙の配付漏れはありませんか。──配付漏れなしと認めます。
投票箱を点検いたします。
〔投票箱点検〕
20:◯議長(石井芳樹君)
異状なしと認めます。
この際、念のため申し上げます。投票は単記無記名であります。投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、一番阿部洋祐議員から議席の順に御投票願います。
〔各員投票〕
21:◯議長(石井芳樹君)
議長はこの席から投票いたします。
投票漏れはありませんか。──投票漏れなしと認めます。
投票を終了いたします。
開票に先立ちまして、開票立会人に川嶋太郎議員、鈴木純議員、木藤俊郎議員を指名いたしまして御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
22:◯議長(石井芳樹君)
御異議なしと認めます。よって、開票立会人に川嶋太郎議員、鈴木純議員、木藤俊郎議員を指名いたします。
直ちに開票を行います。ただいま指名いたしました議員の立会いをお願いいたします。
〔開票立会人立会いの下に開票〕
23:◯議長(石井芳樹君)
選挙の結果を報告いたします。
出席者総数 百二名
投票総数 百二票
符合しております。
有効投票 九十八票
無効投票 四票
得票数
いなもと和仁議員 六十三票
高橋 正子議員 二十八票
犬飼 明佳議員 五票
下奥 奈歩議員 一票
末永 けい議員 一票
右の結果、法定得票数を得、かつ最多数を得られましたいなもと和仁議員を当選者と決定いたします。(拍手)
議場の閉鎖を解きます。
〔議場開鎖〕
24:◯議長(石井芳樹君)
ただいま副議長に当選されましたいなもと和仁議員が議場におられますので、会議規則第三十一条第二項の規定により、この席から当選の告知をいたします。
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25:◯議長(石井芳樹君)
この際、副議長いなもと和仁議員から挨拶があります。
いなもと和仁議員。
〔副議長いなもと和仁君登壇〕
26:◯副議長(いなもと和仁君)
ただいまは、栄誉ある愛知県議会の第百十五代副議長に御選任をいただき、心から感謝を申し上げますとともに、その責任の重さに身が引き締まる思いでございます。
二元代表制の一翼を担う県議会といたしましては、県民の皆様の御意見を県政に反映させ、県民福祉の向上に資する施策を提言するとともに、県行政を監視する役割と責任をしっかりと果たしていかなければならないと認識をしております。
今後とも、県議会が県民の皆様からの負託に応えられますよう、微力ではございますが、副議長として、誠心誠意全力を尽くしてまいりたいと存じます。
皆様方の御支援、御協力を心からお願い申し上げまして、就任の御挨拶とさせていただきます。(拍手)
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日程第六 諸般の報告
27:◯議長(石井芳樹君)
この際、諸般の報告をいたします。
監査委員から監査結果の報告がありましたので、これを各位のお手元に送付いたしました。
次に、監査委員から地方自治法第二百四十二条第三項の規定により、住民監査請求の要旨の通知がありましたので、これを各位のお手元に送付いたしました。
次に、知事から地方自治法第百八十条に基づいて専決処分した旨の報告がありましたので、これを各位のお手元に送付いたしました。
次に、議案は各位のお手元に送付いたしました。
なお、本日知事から送付を受けた議案については、各位のお手元に送付をいたしました。
以上、御報告いたします。
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副知事就任挨拶
28:◯議長(石井芳樹君)
次に、さきに副知事に就任されました江口幸雄副知事から挨拶があります。
江口幸雄副知事。
〔副知事江口幸雄君登壇〕
29:◯副知事(江口幸雄君)
議長のお許しをいただきまして、一言御挨拶を申し上げます。
さきの二月定例県議会におきまして御同意をいただき、四月一日付で副知事に就任いたしました江口幸雄でございます。
もとより微力ではございますが、全力を傾注して職責を全うしてまいる所存でございます。県議会の皆様方におかれましては、格別の御指導、御鞭撻を賜りますようお願いを申し上げまして、簡単ではございますが、御挨拶とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)
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日程第七 愛知県競馬組合議会議員の選挙
30:◯議長(石井芳樹君)
次に、愛知県競馬組合議会議員八名の選挙を行います。
31:◯三十九番(山田たかお君)
愛知県競馬組合議会議員の選挙方法は指名推選によることとし、その人選は議長に一任したいという動議を提出いたします。
〔「賛成」と呼ぶ者あり〕
32:◯議長(石井芳樹君)
山田たかお議員の動議のとおり決しまして御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
33:◯議長(石井芳樹君)
御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
お諮りいたします。愛知県競馬組合議会議員には、議席に配付してあります文書のとおり当選者を決しまして御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
34:◯議長(石井芳樹君)
御異議なしと認めます。よって、愛知県競馬組合議会議員には、議席に配付してあります文書のとおり当選者を決定いたしました。
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愛知県競馬組合議会議員に当選した者の氏名
坂 田 憲 治 成 田 修
辻 秀 樹 鈴 木 雅 博
朝 日 将 貴 富 田 昭 雄
鈴 木 まさと 朝 倉 浩 一
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日程第八 名古屋競輪組合議会議員の選挙
35:◯議長(石井芳樹君)
次に、名古屋競輪組合議会議員八名の選挙を行います。
36:◯四十番(朝日将貴君)
名古屋競輪組合議会議員の選挙方法は指名推選によることとし、その人選は議長に一任したいという動議を提出いたします。
〔「賛成」と呼ぶ者あり〕
37:◯議長(石井芳樹君)
朝日将貴議員の動議のとおり決しまして御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
38:◯議長(石井芳樹君
) 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
お諮りいたします。名古屋競輪組合議会議員には、議席に配付してあります文書のとおり当選者を決しまして御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
39:◯議長(石井芳樹君)
御異議なしと認めます。よって、名古屋競輪組合議会議員には、議席に配付してあります文書のとおり当選者を決定いたしました。
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名古屋競輪組合議会議員に当選した者の氏名
青 山 省 三 寺 西 むつみ
山 本 浩 史 村 瀬 正 臣
宮 島 謙 治 河 合 洋 介
鳴 海やすひろ 桜 井 秀 樹
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日程第九 名古屋港管理組合議会議員の選挙
40:◯議長(石井芳樹君)
次に、名古屋港管理組合議会議員十五名の選挙を行います。
41:◯三十九番(山田たかお君)
名古屋港管理組合議会議員の選挙方法は指名推選によることとし、その人選は議長に一任したいという動議を提出いたします。
〔「賛成」と呼ぶ者あり〕
42:◯議長(石井芳樹君)
山田たかお議員の動議のとおり決しまして御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
43:◯議長(石井芳樹君)
御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
お諮りいたします。名古屋港管理組合議会議員には、議席に配付してあります文書のとおり当選者を決しまして御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
44:◯議長(石井芳樹君)
御異議なしと認めます。よって、名古屋港管理組合議会議員には、議席に配付してあります文書のとおり当選者を決定いたしました。
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名古屋港管理組合議会議員に当選した者の氏名
神 野 博 史 中 根 義 高
山 下 智 也 神 戸 健太郎
丹 羽 洋 章 今 井 隆 喜
田 中 泰 彦 佐 藤 英 俊
増 田 成 美 高 木 ひろし
安 井 伸 治 黒 田 太 郎
松 本 まもる 小木曽 史 人
加 藤 貴 志
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日程第十 常任委員の選任
45:◯議長(石井芳樹君)
これより各常任委員の選任を行います。
各常任委員の選任については、議席に配付してあります文書のとおり指名いたしまして御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
46:◯議長(石井芳樹君)
御異議なしと認めます。よって、各常任委員は議席に配付してあります文書のとおり選任することに決定をいたしました。
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日程第十一 常任委員会の正副委員長の選任
47:◯議長(石井芳樹君)
次に、各常任委員会の正副委員長の選任を行います。
各常任委員会の正副委員長の選任については、議席に配付してあります文書のとおり指名いたしまして御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
48:◯議長(石井芳樹君)
御異議なしと認めます。よって、各常任委員会の正副委員長は議席に配付してあります文書のとおり選任することに決定をいたしました。
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日程第十二 議会運営委員の選任
49:◯議長(石井芳樹君)
これより議会運営委員の選任を行います。
議会運営委員の選任については、議席に配付してあります文書のとおり指名いたしまして御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
50:◯議長(石井芳樹君)
御異議なしと認めます。よって、議会運営委員は議席に配付してあります文書のとおり選任することに決定をいたしました。
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議会運営委員として選任する者
川 嶋 太 郎 島 倉 誠
藤 原 ひろき 新 海 正 春
南 部 文 宏 神 戸 健太郎
山 田 たかお 朝 日 将 貴
鈴 木 純 天 野 正 基
日 比たけまさ 鳴 海やすひろ
犬 飼 明 佳 しまぶくろ朝太郎
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日程第十三 議会運営委員会の正副委員長の選任
51:◯議長(石井芳樹君)
次に、議会運営委員会の正副委員長の選任を行います。
議会運営委員会の正副委員長は、議席に配付してあります文書のとおり指名いたしまして御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
52:◯議長(石井芳樹君)
御異議なしと認めます。よって、議会運営委員会の正副委員長は議席に配付してあります文書のとおり選任することに決定をいたしました。
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議会運営委員会の正副委員長として選任する者
委員長 島 倉 誠
副委員長 神 戸 健太郎
副委員長 日 比たけまさ
━━━━━━━━━━━━━━━━━
日程第十四 特別委員会の設置について
53:◯議長(石井芳樹君)
次に、デジタル化・地方創生調査特別委員会の設置について、カーボンニュートラル調査特別委員会の設置について、安全・安心対策特別委員会の設置について、子ども・子育て対策特別委員会の設置について、アジア・アジアパラ競技大会推進特別委員会の設置について、以上五件の動議がいずれも成規の手続を経て提出されておりますので、これを一括議題といたします。
五件の動議は議席に配付してあります。
直ちに提案者から提案理由の説明を求めます。
54:◯四十番(朝日将貴君)
ただいま議題となりました特別委員会の設置についての動議五件について、一括して提案理由の説明をいたします。
初めに、デジタル化・地方創生調査特別委員会についてでありますが、これは県行政の効率化、DXの推進の取組並びに産業競争力強化のためのデジタル化、DXの促進、デジタル人材育成、地方創生の取組について調査を行うため設置するものであります。
次に、カーボンニュートラル調査特別委員会についてでありますが、これは温室効果ガスの排出削減・吸収源対策、再生可能エネルギーの利用、活用の推進など、カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現に向けた取組について調査を行うため設置するものであります。
次に、安全・安心対策特別委員会についてでありますが、これは南海トラフ地震をはじめとする自然災害への備えなど、災害、犯罪等に負けない強靱な県土、安全なまちづくりを進める取組について調査を行うため設置するものであります。
次に、子ども・子育て対策特別委員会についてでありますが、これは安心して子供を産み育てることができる環境の整備や、次代を担う子供たちが健やかに成長できる社会づくりを進める取組について調査を行うため設置するものであります。
最後に、アジア・アジアパラ競技大会推進特別委員会についてでありますが、これは第二十回アジア競技大会、第五回アジアパラ競技大会の二〇二六年開催に向け、大会運営に係る諸計画の策定、選手の発掘、育成、施設整備、交通対策等の取組について調査を行うため設置するものであります。
なお、各特別委員会の委員定数等についてはお手元に配付してあります文書のとおりであります。
切に満場の御賛同をお願いいたしまして、提案理由の説明といたします。
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55:◯議長(石井芳樹君)
ただいま提案者から説明のありました五件の動議は、可決することに決しまして御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
56:◯議長(石井芳樹君)
御異議なしと認めます。よって、五件の動議は可決されました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━
日程第十五 特別委員の選任
57:◯議長(石井芳樹君)
これより各特別委員の選任を行います。
各特別委員の選任については、議席に配付してあります文書のとおり指名いたしまして御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
58:◯議長(石井芳樹君)
御異議なしと認めます。よって、各特別委員は議席に配付してあります文書のとおり選任することに決定をいたしました。
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日程第十六 特別委員会の正副委員長の選任
59:◯議長(石井芳樹君)
次に、各特別委員会の正副委員長の選任を行います。
各特別委員会の正副委員長の選任については、議席に配付してあります文書のとおり指名いたしまして御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
60:◯議長(石井芳樹君)
御異議なしと認めます。よって、各特別委員会の正副委員長は議席に配付してあります文書のとおり選任することに決定をいたしました。
─────────────━━━━━━━━━━━━━━━━━
61:◯三十九番(山田たかお君)
暫時休憩されたいという動議を提出いたします。
〔「賛成」と呼ぶ者あり〕
62:◯議長(石井芳樹君)
山田たかお議員の動議のとおり決しまして御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
63:◯議長(石井芳樹君)
御異議なしと認め、暫時休憩といたします。
午後零時六分休憩
━━━━━━━━━━━━━━━━━
午後一時開議
64:◯議長(石井芳樹君)
休憩前に引き続き会議を開きます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━
日程第十七 第七十四号議案令和五年度愛知県一般会計
補正予算から第八十号議案監査委員の選任に
ついてまで、専決第十号愛知県県税条例等の
一部改正について及び専決第十三号控訴の提
起について
65:◯議長(石井芳樹君)
第七十四号議案令和五年度愛知県一般会計補正予算から第八十号議案監査委員の選任についてまで、専決第十号愛知県県税条例等の一部改正について及び専決第十三号控訴の提起についてを一括議題といたします。
直ちに知事の提案理由の説明を求めます。
大村知事。
〔知事大村秀章君登壇〕
66:◯知事(大村秀章君)
このたびの臨時県議会に提案をいたしました案件につきまして、その御説明を申し上げるに先立ち、新型コロナウイルス感染症への対応について申し上げます。
国は、五月八日から、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけを五類感染症へと移行しました。これにより、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく感染防止対策を終了するとともに、医療提供体制については、入院措置を原則とした限られた医療機関による特別な対応から、幅広い医療機関による自律的な通常の対応に移行していくことになりました。
国の方針を受けまして、本県でこれまで実施をしてきました感染症対策の取組についても見直しを行いました。
相談体制については、県民の皆様が安心して相談いただけるよう、受診・相談窓口を九月末まで継続し、ワクチンに関する相談窓口も来年三月末まで継続をしてまいります。
また、保健所等で実施をしておりました入院調整について、医療機関間での調整が基本となったことに伴い、円滑に移行できるよう、入院調整・相談窓口を五月八日から新たに設置し、県内の医療機関からの相談に対応をしております。
医療提供体制については、医療機関に対する支援を継続しつつ、対応いただける医療機関を順次拡大するとともに、医療費については、自己負担分の公費負担は終了しましたが、九月末までは治療薬に係る公費負担は継続しております。
なお、新型コロナウイルス感染症に感染した際の外出自粛要請がなくなったことから、配食サービスや宿泊療養施設等については終了しました。
また、感染者数については、これまでは、全数把握ということで、毎日の新規陽性者数等を把握、集計しておりましたが、週一回の県内百九十五か所の定点報告に切り替わりました。これは、季節型インフルエンザと同じということでございます。
さらに、検査体制につきましては、無料PCR等の検査は終了しましたが、高齢者施設等の職員の方への定期的な検査は継続して実施しております。
本県といたしましては、五類感染症へ移行後も、医療提供体制に万全を期するとともに、県民の皆様に適切な行動を取っていただけるよう、引き続き、適時適切な情報提供を行いながら、しっかり取り組んでまいります。
また、新型コロナワクチン接種につきましては、来年三月末まで公費負担での接種を継続しますが、県の大規模集団接種会場における全ての接種業務は三月二十六日を最後に終了しました。
二〇二一年五月二十四日の開設以降、一年十か月間、最大八か所まで会場数を拡大し、延べ約百三十六万人の方に接種を実施してまいりました。全国に先駆けて実施した本県の大規模集団接種は、市町村の接種を強力に後押しできたという点で、十分に機能したものと受け止めております。
五月八日からは、高齢者などを対象とした追加接種が始まっており、希望される皆様が速やかに接種を受けられるよう、引き続き、市町村、医療機関、医師会等関係団体の皆様と連携を図り、取組を進めてまいります。
今後もオール愛知一丸となって、安心な日常生活と活力ある社会経済活動を取り戻していくことができるよう、御理解と御協力をお願いいたします。
それでは、県政を取り巻く最近の状況について申し述べ、議員の皆様方の御理解と御協力をお願い申し上げたいと存じます。
初めに、ゼロメートル地帯広域防災活動拠点についてです。
本県では、大規模災害発生時の浸水被害から県民の生命を守るため、広域防災活動拠点の整備を進めております。
三月十八日には、愛西市の旧永和荘跡地にて、県内第一号となります木曽三川下流域のゼロメートル地帯広域防災活動拠点の開所式を開催し、供用を開始しました。
愛西市の拠点は、ヘリポート、救出・救助ボートの船着場、資機材や救助者の一時待機場所となる防災倉庫を備えております。
この拠点を生かした円滑な救出・救助活動ができるよう、地元市町村や関係機関と連携して訓練を積み重ねるとともに、弥富市、西尾市及び豊橋市における三つの拠点の整備についても、引き続き積極的に取り組んでまいります。
次に、人口問題・地方創生総合戦略についてです。
我が国の人口は、十五年前の二〇〇八年をピークに減少局面に入り、愛知県の人口も、二〇一九年の七百五十五万四千人をピークに三年連続の減少となりました。人口問題は、決して一部の地域の問題ではなく、県全体に関わる重要な課題です。
こうしたことから、県庁全体で人口問題に対する危機意識を共有し、連携強化を図るため、三月二十日、私を本部長とする愛知県人口問題対策本部を立ち上げました。
また、今月から六月にかけて、県内を六ブロックに分けて、県と市町村が協働して人口問題に対応するための連絡会議を新たに開催いたします。
さらに、国が昨年十二月に策定したデジタル田園都市国家構想総合戦略においては、年間八万人を超える地方から東京圏への転入超過の是正を図り、二〇二七年度に転出入を均衡させるとの目標が掲げられております。
本県では、こうした国の総合戦略を踏まえ、現行の愛知県まち・ひと・しごと創生総合戦略を抜本的に改定し、本年十月を目途に、新たな総合戦略を策定してまいります。
新たな戦略の策定に向けて、四月二十一日には、有識者をはじめ、産業界、労働団体などから成る愛知県まち・ひと・しごと創生総合戦略推進会議の本年度第一回会議を開催したところです。
この戦略を本県の人口問題対策プランと位置づけ、産業振興や魅力の発信、結婚・子育て支援、デジタルを活用した地域課題解決など幅広い施策を盛り込むとともに、各地域の実情に応じた方向性などを示してまいりたいと考えております。
次に、愛知万博二十周年記念事業についてです。
自然の叡智をテーマに、二〇〇五年に開催された愛知万博は、二〇二五年に二十周年を迎えます。この節目の年に、愛知万博の理念、成果の継承と愛知の魅力発信を目的として、愛知万博二十周年記念事業を実施いたします。
三月二十日には、私を会長とし、愛知万博当時、二〇〇五年日本国際博覧会協会の事務総長を務められた中村利雄氏をはじめ、地元自治体、経済団体、公共交通機関や福祉・教育機関の皆様等に御参画いただき、愛知万博二十周年記念事業実行委員会を設立いたしました。
また、同日に開催した第一回総会では、愛知万博と同じ期間に当たる二〇二五年三月二十五日から九月二十五日までの百八十五日間を会期とすることや、愛・地球博記念公園をメイン会場に、愛知の多彩な魅力満載のイベント、愛知万博の理念や成果を継承するイベント、ジブリパークとの連携イベントを実施していくことなどの開催方針を盛り込んだ基本計画について承認をいただきました。
万博会場であった愛・地球博記念公園では、ジブリパークが今年度にフルオープンを迎えます。国内外から一層の注目が集まる中、より多くの皆様に楽しんでいただけるよう、しっかりと準備を進めてまいります。
次に、畜産総合センター種鶏場についてです。
本県を代表するブランド地鶏、名古屋コーチンの種ひなを供給する施設である畜産総合センター種鶏場の開場記念式典を三月二十二日に開催いたしました。
名古屋コーチンは、全国で圧倒的な知名度を有するとともに、品質面でも高い評価を得ております。年々増大する市場ニーズに応えるため、種鶏場の施設を安城市から小牧市へ移転整備することとし、二〇一六年度から工事を進めてまいりました。
このたび開場した種鶏場は、密閉型の鶏舎システムを採用するなど、鳥インフルエンザをはじめとする家畜伝染病対策を強化した施設となっております。また、生産効率を向上させるため、温度や照明を最適に保つよう工夫を凝らしており、名古屋コーチンの供給量を現在の年間百万羽から二百万羽へ倍増させるよう目指してまいります。
今後も、関係団体と一層連携を図りながら、県政百五十周年記念事業にも位置づけました今回の種鶏場整備を契機として、名古屋コーチンのブランド力のさらなる強化に取り組んでまいります。
次に、STATION Aiプロジェクトの推進についてです。
本県では、二〇一八年十月に策定したAichi─Startup戦略に基づき、STATION Aiプロジェクトを推進しております。
その中核となるSTATION Aiの整備を推進するとともに、スタートアップの成長段階に応じた各種スタートアップ支援、オープンイノベーションプログラムを総合的に展開しているところです。
三月二十三日には、これらプログラムの成果を発表するアイチイノベーションデーを開催しました。また、Aichi─Startup推進ネットワーク会議総会を併せて開催し、さらなるスタートアップ・エコシステムの発展に向け、Aichi─Startup戦略を改定いたしました。
本イベントでは、意図的なセレンディピティ──予期せぬ幸運な出会い──による想像を超えた価値創出をコンセプトに掲げ、全てのプログラム等に関わるスタートアップ、事業会社、金融機関、投資家、教育・研究機関、学生等が一堂に集まることにより、参加者間の出会いを意図的に生み出し、新たなコミュニティー形成につなげていくことができました。
来年十月のSTATION Aiのオープンに向け、今後も引き続き、地域一丸となって、この戦略に掲げた具体的な施策を着実に実行することで、スタートアップの創出、育成、展開、誘致、県内企業とのオープンイノベーションを推進し、愛知独自のスタートアップ・エコシステムを構築してまいります。
次に、STATION Aiに整備する愛知県産業偉人展示施設についてです。
本県は、トヨタの豊田佐吉氏や喜一郎氏、ソニーの盛田昭夫氏、名古屋の渋沢栄一と言われる奥田正香氏など、日本を代表する経営者を数多く輩出する地域です。
そこで、これらの創業者、経営者の業績やエピソードを伝えることで、STATION Aiを利用するスタートアップの方々への勇気や励みとなるとともに、子供たちに将来の起業家としての夢を育んでもらうことを目的として、STATION Aiの二階に産業偉人展示施設を整備します。
展示対象者としては、本県にゆかりのある創業者、経営者で、モノづくり愛知にふさわしいイノベーティブな事業を興した起業家五十四名を予定いたしております。
今後は、実施設計と展示制作を一体で行うデザインビルド方式により、二〇二四年十月のオープンを目指し、多くのスタートアップの皆様や子供たちに利用していただけるよう、関係企業の皆様とも連携しながら、しっかりと整備を進めてまいります。
次に、名古屋鉄道知立駅の高架化についてです。
名古屋鉄道知立駅付近では、一九九七年度に事業採択されてから、鉄道を連続的に高架とする連続立体交差事業に取り組んでおります。
三月二十一日には、名古屋本線豊橋方面行きを本事業で初めて高架線へ切り替えるとともに、三月二十六日には、名古屋本線(豊橋方面行き)高架開通記念式典が名古屋鉄道知立駅で行われ、私も事業者を代表して出席してまいりました。
本事業により、多くの踏切を一挙に除却し、交通の円滑化を図るとともに、鉄道による市街地の分断を解消することにより都市を活性化させることが期待されています。
今後も引き続き、全線の高架完成に向けて残る工事に全力で取り組んでまいります。
次に、夜間中学の設置、中高一貫教育の導入についてです。
三月二十八日に、一宮高校、小牧高校、豊田西高校への県立夜間中学の追加設置及び衣台高校を導入候補校とした外国にルーツのある生徒を対象とした中高一貫教育の導入について決定いたしました。
夜間中学では、外国人生徒への日本語教育の充実を図るとともに、学齢期を経過した生徒の学び直しの支援や、学齢期の不登校生徒が在籍校に籍を置きながら授業を受けられる学びの場を提供いたします。
追加設置する夜間中学は二〇二六年四月の開校を予定しており、二〇二五年四月に豊橋工科高校に開校を予定している夜間中学と合わせて、今回の追加設置により、県内にバランスよく配置されることとなります。
また、衣台高校における中高一貫教育については、二〇二五年から二〇二六年を目途に、豊田市立の中学校との連携型中高一貫教育を導入し、外国にルーツのある生徒へのきめ細かな支援を行うことや、将来的には併設型中高一貫校へ移行することを目指してまいります。
今回の決定により、既に公表済みの学校と合わせて、夜間中学は四校を設置、中高一貫教育は十一校で導入することとなります。
こうした夜間中学の設置や中高一貫教育の導入により、誰一人取り残さない、そして、一人一人異なる個性を持つ子供たちの可能性を最大限に引き出し、伸ばす、あいちの学びの実現を目指してまいります。
次に、千種聾学校ひがしうら校舎についてです。
知多地区から聾学校へ通学する幼児児童の長時間通学の解消を図るため、県立東浦高校の敷地内に整備を進めてまいりました千種聾学校ひがしうら校舎を四月に開設いたしました。
知多地区の十市町を通学区域として、幼稚部四学級、小学部四学級、合わせて八学級を設置し、約二十人の幼児児童が通学しております。四月五日に開催した開設式には私も出席し、これから新たな校舎で学ぶ幼児児童の皆さんに手話を交えながらお祝いの言葉を贈りました。
ひがしうら校舎でも使用する千種聾学校の校章は、クスの葉と花をかたどったもので、クスノキは東浦町の木でもあります。この千種聾学校ひがしうら校舎が、季節の移り変わりにかかわらず、常に大空に向かって枝葉を広げるクスノキのように、幼児児童一人一人が夢と希望を持ち、自らの可能性を大きく伸ばしていけるよう、教育活動の一層の充実を図ってまいります。
次に、休み方改革プロジェクトについてです。
本県では、今年度より、休み方改革を通じ、国民全体のワーク・ライフ・バランスの充実と生産性向上による日本経済活性化の実現を目指す愛知県休み方改革プロジェクトを実施しているところです。
この休み方改革を、行政のみではなく、経済界、労働界、教育界の皆様と共に進めていくため、三月三十日に、各界の団体の代表者に御出席いただき、愛知県休み方改革イニシアチブの推進に関する同意書署名式を行いました。
各界の皆様と共に、休日設定の柔軟化や休暇取得の在り方の見直し、家族と子供が一緒に過ごせる仕組みづくりなどの休み方改革につながる取組の実施を県民の皆様及び県内企業、団体の方々に働きかけ、賛同を得ながら、愛知県全体での休み方改革を推進してまいります。
また、四月十四日には、休み方改革と観光需要の平準化をテーマに、株式会社星野リゾートの星野佳路代表取締役社長と対談しました。
私から、愛知県が取り組む休み方改革プロジェクトについて御説明申し上げたところ、星野社長には、本県の取組を高く評価していただきました。対談ではお互いに共感し合う点も多く、非常に有意義な時間を過ごすことができました。
さらに、この休み方改革の推進は、国を挙げて取り組むべき課題であります。昨年、私が提案して設置されました全国知事会の休み方改革プロジェクトチームでは、私がリーダーを務め、全国三十八道府県の知事に参加いただいております。四月二十六日に開催したプロジェクトチーム会議では、私から本県の取組を紹介するなど先行事例を共有するとともに、提言の基本的な方向性について意見交換を行いました。
今後は、全国知事会における議論をリードしつつ、七月を目途に提言を取りまとめた上で、国や経済団体に要請するなど、全国の知事と一緒になって、休み方改革を国民運動として展開できるよう、全力で取り組んでまいります。
次に、名城大学女子駅伝部についてです。
四月十二日、名城大学を訪問し、昨年十月に開催された全日本大学女子駅伝で六連覇、昨年十二月の全日本大学女子選抜駅伝で五連覇を果たし、史上初の五年連続二冠を達成した強豪、名城大学女子駅伝部の皆さんを激励してまいりました。
激励の後、私も部員の皆さんが朝の練習で行っている一キロ四分ペースのランニングに挑戦し、一緒に走らせていただきまして、皆さんのスピードとスタミナを体感したところでございます。
六年連続二冠という偉業達成に向けて、今後のさらなる御活躍を期待しております。
次に、愛知県名誉県民、故豊田章一郎氏についてであります。
四月二十四日に、愛知県名誉県民であるトヨタ自動車株式会社名誉会長、故豊田章一郎氏のお別れの会に参列し、哀悼の意を込めて献花をさせていただきました。
また、同日、豊田市名誉市民故豊田章一郎氏献花式にも出席し、参列者を代表してお別れの言葉を述べました。
愛知県名誉県民でもある豊田様は、卓越した指導力と比類ない先見性により、世界に名立たるトヨタを築き上げ、モノづくり県愛知の産業経済の発展に卓絶した功績を挙げられました。
さらに、二〇〇五年日本国際博覧会協会会長としても精力的に活動され、愛知万博を大成功に導き、愛知の名を国内外に轟かせていただきました。
これらの偉大なる御功績に深く敬意を表するとともに、心より御冥福をお祈り申し上げます。
次に、米国訪問についてであります。
五月七日から十八日まで、アメリカ・テキサス州のオースティン、ダラス、ヒューストン及びワシントンDCを訪問してまいりました。
まず、八日に、オースティン市で、世界最大級の複合イベント、サウス・バイ・サウスウエストの主催団体であるサウス・バイ・サウスウエスト社のインタラクティブ部門ディレクターであるヒュー・フォレスト氏と面談しました。本県では、二〇一九年以降、県内大学の学生・研究者グループを派遣し、研究成果を発表しておりますが、さらにSTATION Aiの開業に向け、共同して実施できる事業の可能性などについて意見交換をいたしました。
また、同日、グレッグ・アボットテキサス州知事と、二〇一九年にアボット知事が来県して以来、四年ぶりの再会を果たしました。愛知県はテキサス州の大事なパートナーであり、二〇一六年に結んだ友好交流と相互協力に関する覚書をアップデートし、これまで以上にテキサス州と愛知県の連携を強化していきたいとの提案を向こう側からいただくなど、両地域の友好交流の一層の促進に向けて親交を深めてまいりました。
さらに、オースティンにおけるスタートアップ・エコシステムの中核であるテキサス大学オースティン校を訪問し、ソニア・ファイゲンバウム副学長と会談いたしました。
同校とは、二〇一九年から、グローバルに活躍する県内スタートアップの創出、育成を図るあいち・オースティン・イノベーション・キックスタート・プログラムを実施するなど、本県のスタートアップ支援施策の礎となっております。
今回の会談では、これまでの協力に対する感謝を申し上げたところ、ファイゲンバウム副学長から、新たな連携事業として若手起業家の育成に向けたプログラムを提案いただき、今後、前向きに検討を進めていくこととなりました。
また、ロン・ニーレンバーグサンアントニオ市長はじめサンアントニオ市関係者との懇談を行い、トヨタ自動車をはじめ県内企業が多く進出し、本県の重要なパートナーであるサンアントニオ市との交流を深めました。
次に、九日に、ダラス市近郊で、ダラス・フォートワース日米協会のレセプションに出席しました。ここでは、第一回となるディスティングウイッシュトリーダーアワード──卓越したリーダーの賞という意味ですが──を私が受賞し、受賞スピーチを行いました。この賞は、今後も日米関係の増進に貢献した方に授与されると伺っております。
また、四月に来県されたジョン・ムンズプレイノ市長とお会いし、プレイノ市との交流を深めてまいりました。
さらに、愛知県からの進出企業であるCKD社のオースティン工場や、プレイノ市の北米トヨタ本社及びデンソーテキサスイノベーション&コネクテッドサービスセンターのほか、NTTデータ北米本社を視察することができました。
そして、十一日には、ヒューストンで、世界最大規模のがんセンターであるMDアンダーソンがんセンターを訪問し、各分野の担当者と病院経営やスマートホスピタルなど五項目について意見交換を行うとともに、ピーター・ピスターズプレジデントと会談しました。
私から、本県がんセンターとの共同研究や人材交流など広範なパートナーシップの構築について申入れを行ったのに対し、ピスターズプレジデントからは、共同研究、人材交流やイノベーション等について継続して話し合っていきたいとの発言をいただき、両者の連携に向けて協議を進めていくことで合意しました。
その後、MDアンダーソンがんセンターをはじめとする医療機関の集積地であるテキサスメディカルセンターを訪問し、マーカス・ネルソン副センター長と面談し、同センターが担う医療分野のイノベーション創出の取組について説明を受け、本県との連携について検討していくことで合意いたしました。
十二日は、ヒューストンにあるスタートアップ支援機関であるジ・アイオンとグリーンタウン・ラブズを訪問いたしました。
さらに、アメリカ航空宇宙局ジョンソン宇宙センターを訪問し、星出彰彦宇宙飛行士の案内で、宇宙飛行士の訓練に使われる国際宇宙ステーション(ISS)の実物大模型などを視察するとともに、本県における航空宇宙分野の取組について意見交換しました。
最後に訪問したワシントンDCでは、十四日にホロコースト記念博物館、十五日には米国ユダヤ人協会を訪問し、県立瑞陵高校に整備した「杉原千畝広場 センポ・スギハラ・メモリアル」に関する資料を寄贈してまいりました。建設、メーキングのフォトブックでございますけれども、それを作りまして、建設経過も含めて御説明をさせていただきました。
また、十五日には、二月に来県されたビル・ネルソンアメリカ航空宇宙局(NASA)長官と面談し、本県と米国との航空宇宙分野での交流を深めてまいりました。
さらに、十五日及び十六日には、テキサス州、テネシー州、インディアナ州、ケンタッキー州等選出の連邦議会議員七名と面談し、愛知県企業の進出に対する継続的な支援や、経済や安全保障を含めた日米関係の重要性、青少年交流の推進などについて意見交換をしてまいりました。
このたびの渡航を契機に、米国とのつながりをより深め、経済、医療、文化、観光、教育など幅広い分野の交流を進めることで、両地域のさらなる発展につなげてまいりたいと考えております。
次に、交通安全対策についてです。
昨年の交通事故死者数は百三十七人と、四年連続で全国ワースト一位を回避することができましたが、前年比ではプラス二十人と大幅な増加に転じており、交通事故情勢は厳しい状況が続いております。
本県では、二〇二一年三月に自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例を制定し、ヘルメットの着用を努力義務化するとともに、同年四月に、市町村と協調して、自転車乗車用ヘルメット着用促進事業費補助制度を新たに創設し、補助事業を実施してきたところです。
本年四月一日の改正道路交通法の施行により、法律においても自転車乗車時のヘルメット着用が全年齢で努力義務化されましたので、しっかりと県民の皆様に呼びかけてまいります。
また、県警察や市町村、関係諸団体と連携した交通安全運動に加え、横断歩道における歩行者保護、自転車の交通ルール遵守の徹底、妨害運転や、ながらスマホといった危険運転の防止など、法令遵守と運転マナーの向上を引き続き強く訴えてまいります。
今後とも、県民総ぐるみの交通安全対策をより一層推進し、交通事故及び交通事故死者数の減少に全力で取り組んでまいります。
それでは、今回提案をいたしております補正予算案及びその他の議案につきまして、その概要を申し上げます。
補正予算は、一般会計で百七十八億五百三十二万円を増額補正するものです。
まずは、国の物価高克服に向けた追加策に呼応し実施するものです。
エネルギー・食料品価格等の物価高騰による影響を緩和するため、新たに、一般消費者等のLPガス料金、私立大学等の光熱費、特別高圧電力を受電している中小企業者の電気料金への支援をしてまいります。
また、昨年度に引き続き、私立学校の光熱費、スクールバスの燃料費及び学校給食費。介護事業所、障害福祉サービス事業所、保育所等の光熱費、燃料費及び食材費。子ども食堂の食材費。医療機関等の光熱費。透析患者の送迎及び訪問診療に使用する車両の燃料費。窯業事業者及び繊維事業者の燃料費。食肉流通センター、漁業者及び林業者等の燃料費。畜産農家の配合飼料費、粗飼料費。土地改良区等の電気料金。路線バス、鉄軌道及び定期航路の燃料費及び電気料金。県立学校の給食費。県融資制度、原油・原材料高緊急対応枠に係る信用保証料。市町村が実施するプレミアム商品券発行事業等。独り親子育て世帯の生活費。物価高騰の影響を受ける低所得世帯の高校生等の学習費に対しても支援をしてまいります。
次に、その他の補正予算の主な内容ですが、カーボンニュートラルやサーキュラーエコノミーなど環境分野の新たな課題に対応するため、スタートアップ等との連携による環境イノベーション創出に向けた調査を実施します。
また、結婚を希望する方の出会いの場の創出を図るため、県内各地でのセミナー、交流会の開催や、民間婚活イベントに対する支援を行うとともに、婚活イベントを企画する団体の新規開拓などを実施してまいります。
さらに、需要回復期における航空機サプライヤーを支援するため、エアロマート名古屋二〇二三への出展支援の拡充による販路拡大や、セミナー等を通じた人材確保を強力に推進してまいります。
次に、補正予算案以外の議案につきましては、工事請負契約の変更についての議案一件及び人事案件五件並びに先般の二月定例県議会以降におきまして専決処分をいたしました事案二件です。
初めに、工事請負契約の変更については、ジブリパークのもののけの里と魔女の谷の二エリアの整備工事について、請負契約金額の変更をするものです。
次に、人事関係議案につきましては、監査委員及び収用委員会の委員の任期満了並びに収用委員会の予備委員の辞任に伴い、後任者をそれぞれ選任するものです。
続いて、専決処分につきましては、愛知県県税条例等の一部改正と控訴の提起についてです。
まず、愛知県県税条例等の一部改正につきましては、地方税法等の一部を改正する法律が去る三月三十一日に公布されたことに伴い、法律の施行に合わせ、四月一日から愛知県県税条例等を改正する必要があり、専決処分を行ったものです。
その主な内容といたしましては、自動車税種別割のグリーン化特例の適用期限を延長するほか、不動産取得税における課税標準の特例措置の適用期限を延長するものなどです。
次に、控訴の提起についてですが、これは、警察官による職務質問の際の対応に係る損害賠償請求事件について、去る三月二十三日の第一審判決において愛知県が敗訴した部分の取消し及び同部分に係る相手方の請求の棄却を求めたものでありまして、控訴期限の関係から専決処分を行ったものです。ここに御報告を申し上げ、御承認をお願いするものであります。
以上、提案をいたしております案件につきまして、その概要を御説明申し上げました。どうかよろしく御審議の上、適切な御議決を賜りますようお願いを申し上げます。
─────────────
〔議案は末尾付録に掲載〕
─────────────
67:◯議長(石井芳樹君)
これより提出議案に対する質問を許します。
通告により質問を許可いたします。
下奥奈歩議員。
68:◯三十二番(下奥奈歩君)
通告に従い、第七十四号議案令和五年度愛知県一般会計補正予算第一号について質問をいたします。
第一に、航空機サプライヤーへの支援についてです。
エアロマート名古屋二〇二三出展支援の拡大ということで、支援企業を三十社から四十五社に拡大し、出展料についても企業の半額負担二十五万円を肩代わりし、全額支援とする内容です。
航空宇宙分野の国際的な展示商談会であるエアロマート名古屋は二年ごとに開かれており、二〇二一年にも六月補正で出展支援が、今回のように対象企業数を増やし、半額支援から全額支援へ支援額も拡大されました。背景にあったのは、前年十月の三菱重工、三菱航空機によるスペースジェットの開発凍結方針の発表でした。大きな影響を受けた県内の関連企業を支援するためにと支援内容が拡大されたと理解しています。
さて、今、航空機産業にとっては、コロナ禍を抜け出しつつある需要回復期であり、多少なりとも明るい見通しが持てるようになってきた時期です。だから、サプライヤーへの支援内容は一昨年の補正後の対象企業数や負担水準ではなく、当初予算で示された三十社、半額支援にしたものと思います。
ところが、二月、三菱重工業がスペースジェット事業から撤退を決め、またまた関連業界に激震が走りました。
そこで伺います。
今回、航空機サプライヤーへの支援拡大の補正予算を組んだのは、一般的なコロナ不況や中小企業支援だけではなく、スペースジェット撤退による影響への対応だとの認識でいいでしょうか。
私は、コロナ禍による不況から中小企業を守り支援する対策を否定するものではありません。しかし、三菱のスペースジェット事業には、国から約五百億円が投入されており、愛知県からも用地確保や駐機場整備などで少なくとも八十一億円以上が注ぎ込まれています。撤退による影響については二月議会でも議論がありました。県が二百六十一社を対象に行い、百一社から回答があった緊急アンケートでは、五十三社が開発や量産に参加予定だったとしており、撤退の影響ありとの回答は十五社です。
知事は、スペースジェット量産に向け先行投資をしている部品メーカーへの影響を懸念し、三菱重工に丁寧な対応を要請したと報じられました。
県として必要な支援策を講じるのならば、その原因となった三菱重工のスペースジェット事業撤退をしっかり総括し、三菱重工に対し、県がスペースジェット事業に投じてきた県費の返還を求めるべきです。
そこで伺います。
航空機サプライヤーの支援拡大に、さらなる県費の投入ではなく、その要因をつくった三菱重工に応分の負担を求めるべきではありませんか。
第二に、出会いの場をつくり結婚を支援することについてです。
愛知県がこの結婚支援策を少子化対策として位置づけています。少子化対策として結婚を勧めることは、結婚したら子供を産むものという風潮をつくりかねないものだと思います。これは、子供を持てないカップル、持たないと決めたカップル等、多様性を否定するものにつながると考えます。また、子供を産むか産まないかは個人の自由であり、性と生殖に関する健康と権利ともぶつかります。
そこで伺います。
結婚支援を少子化対策として位置づけるのは、結婚したら子供を産むものという特定の結婚観を県が押しつけてしまうことになると考えますが、認識を伺います。
今回の愛知県が結婚支援を行うに当たり、少子化に関する意識調査の独身にとどまっている理由の結婚したい相手にまだ巡り会わないからを根拠の一つに挙げています。しかし、その調査の期待する少子化対策の結婚支援施策の項目の上位三項目は、賃金を上げて安定した家計を営めるよう支援すること、安定した雇用環境を提供すること、夫婦がともに働き続けられるような職場環境の充実です。
そこで伺います。
これらの声がある中で、今回、とりわけ少子化対策に婚活イベントの開催など出会いの場の創出の事業を行うのはなぜでしょうか。理由を伺います。
結婚支援の中に、出会いサポートポータルサイト、あいこんナビの活性化というものもあります。この中に、婚活いろはたしなみ講座という項目があります。その中に、付き合い方、コミュニケーションの取り方、身だしなみなどの各項目で、女性はこうあるべき、男性はこうあるべきとわざわざ分けて記載があり、特定の恋愛観を押しつける内容が含まれております。多様性が尊重されないものになっています。
そこで伺います。
あいこんナビの新規利用者の開拓や改修をするのであれば、女性らしさや男性らしさで分けるのではなく、自分らしさを大切にする多様性の観点から見直しが必要であると思いますが、認識を伺います。
69:◯経済産業局長(矢野剛史君)
県では、三菱スペースジェットの開発中止を受け、航空宇宙産業に関連する県内企業に対し、本年二月に開発中止等の影響を把握するための緊急アンケートを、三月には実態をより詳細に把握するための追加ヒアリングを実施いたしました。
その結果、航空機需要の低迷により設備の稼働率が低下する中、新たな受注獲得に向けた販路拡大が喫緊の課題となっていることや、航空機業界のイメージ悪化により人材確保が困難となっていることなど、苦境に置かれている県内航空機サプライヤーの状況が改めて浮き彫りになりました。
このため、本年九月に本県で開催されます航空宇宙産業の展示商談会、エアロマート名古屋二〇二三における出展支援の拡充や、航空宇宙産業のイメージ回復を図るため、学生等に航空宇宙産業の魅力を発信する取組等を新たに実施することとしております。
加えて、緊急アンケート等の結果では、資金繰りの悪化に伴い新たな設備投資にちゅうちょしている企業も多くあったことから、設備投資を行う企業への補助制度である航空宇宙産業応援補助金を併せて新設することとしております。
県内航空機サプライヤーは、三菱スペースジェットの開発中止のみならず、新型コロナウイルス感染症を背景とした航空機需要の長期低迷により大変厳しい状況にあることから、これらの取組を総動員して、引き続き航空機産業の生産基盤の維持、強化に努めてまいります。
次に、今回の補正事業における費用負担についてのお尋ねでございます。
三菱重工業株式会社においては、二〇二〇年十月のスペースジェットの開発中断時点から、サプライヤーに対しまして補償等の対応を行っていると聞いており、これに関しまして、本県から同社に対し、サプライヤーへの丁寧な対応を重ねてお願いするとともに、対応状況について適宜報告を受けてまいりました。
一方、航空機産業は、新型コロナウイルスの影響により一時的に需要が大きく落ち込んだものの、今後二十年間で世界のジェット旅客機の運航機数が一・七倍に増加すると見込まれる成長産業であります。
今回の補正事業は、今後期待される航空機需要の回復期において県内航空機サプライヤーが競争に打ち勝てるよう、販路拡大や人材確保等の、航空機業界全体が裨益する前向きな事業活動を支援するものであり、他の産業と同様、本県が実施すべきものと考えております。
今年度当初予算で実施いたします各種事業に加え、今回の補正事業の実施を通じて、本県の航空機産業が自動車に次ぐ第二の柱として大きく成長するよう、しっかりと支援をしてまいります。
70:◯福祉局長(植羅哲也君)
結婚支援に係る認識についてお答えをいたします。
少子化の要因の一つといたしまして、未婚化、晩婚化が指摘をされております。
そのため、本県では、二〇〇七年度から少子化対策として様々な結婚支援に取り組んでおり、二〇一一年度には出会いサポートポータルサイト、あいこんナビを開設して、結婚を希望する方へ婚活イベントなどの情報提供を行い、出会いの場を創出してまいりました。
結婚支援は少子化対策の位置づけではありますが、今回の結婚支援事業につきましては、あくまで結婚を希望する独身の男女に出会いの機会を提供することを目的としており、県として特定の価値観を押しつけるものではございません。
次に、出会いの場の創出事業を行う理由についてお答えをいたします。
二〇一八年に実施をいたしました少子化に関する県民意識調査の結果では、賃金の上昇や雇用環境の提供、職場環境の充実が期待する結婚支援施策の上位三位となっております。
少子化対策は国を挙げて取り組むべき課題であり、国が三月に発表いたしました、こども・子育て政策の強化についての試案では、基本理念として若い世代の所得の増加や全ての子育て世帯への切れ目ない支援が掲げられており、今後、国は、具体的な対策の検討を進め、六月までには大枠を示すとしておりますので、この国の動向を注視しながら適切に対応してまいります。
先ほどの本県の調査では、独身の方の約八割は結婚する意思はあるものの、そのうち約半数の方が、独身にとどまっている理由として、結婚したい相手に巡り会えないからと回答しております。
また、コロナ禍による外出自粛なども加わり、結婚につながる出会いの少なさが非常に危惧されるところでございます。
県といたしましては、喫緊の課題である少子化対策に、まずはできることから着実に取り組むため、結婚につながる出会いの場を創出する事業を実施することとしたものでございます。
最後に、あいこんナビについてお答えをいたします。
出会いサポートポータルサイト、あいこんナビでは、婚活を始めようとする方を後押しする情報を提供しており、議員御指摘のとおり、身だしなみやコミュニケーションのたしなみ、アルコールが提供される席でのマナーなど、婚活イベントに参加される方に向けたアドバイスを掲載しております。
また、身だしなみに関して、女性向けのアドバイスとしてネイルアートが派手過ぎないか、男性向けのアドバイスとしてひげのそり残しがないかといった具体的な内容も示しております。
こうしたアドバイスは、男女それぞれの一般的なマナーの一つといたしまして分かりやすくお示しをしているものであります。
もとより、女性、男性に関係なく、自分らしさを大切にして、御自身の魅力を相手に理解していただくことは大事なことでございますので、今後のあいこんナビ改修に当たりましては、分かりやすさだけではなく、自分らしさという視点を踏まえて検討してまいりたいと考えております。
71:◯三十二番(下奥奈歩君)
幾つか答弁をいただきましてありがとうございます。最後に要望させていただきたいと思います。
航空機サプライヤーへの支援の拡充は、コロナのこともあるということでしたけれども、スペースジェットの事業からの撤退による影響も踏まえてのことだということです。だったら、やっぱり三菱重工にも応分の負担を求めるべきです。それを求めないまま、さらに県費の注入を進める航空宇宙産業への支援の在り方については、この機会に一旦立ち止まって考えるべきだと指摘をしておきます。
結婚支援については、特定の結婚観を押しつけるものではない、出会いの場の提供であるという御答弁をいただきました。
しかしながら、それでも愛知県が主体となって、少子化対策として結婚支援ということに踏み込むことは、やはり誤ったメッセージを送ることになりかねないと思います。その危惧はまだ解消されていないということを申し上げ、私からの議案質疑を終わります。
72:◯議長(石井芳樹君)
以上で、ただいま議題となっております議案に対する質問を終結いたします。
─────────────
73:◯四十番(朝日将貴君)
ただいま議題となっております議案は、審査のため、それぞれ所管の常任委員会に付託されたいという動議を提出いたします。
〔「賛成」と呼ぶ者あり〕
74:◯議長(石井芳樹君)
朝日将貴議員の動議のとおり決しまして御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
75:◯議長(石井芳樹君)
御異議なしと認めます。よって、ただいま議題となっております議案は、それぞれ所管の常任委員会に付託することに決定をいたしました。
なお、議案付託表は議席に配付いたしました。
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76:◯三十九番(山田たかお君)
暫時休憩されたいという動議を提出いたします。
〔「賛成」と呼ぶ者あり〕
77:◯議長(石井芳樹君)
山田たかお議員の動議のとおり決しまして御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
78:◯議長(石井芳樹君)
御異議なしと認め、暫時休憩いたします。
午後一時四十五分休憩
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午後三時二十分開議
79:◯議長(石井芳樹君)
休憩前に引き続き会議を開きます。
直ちに第七十四号議案令和五年度愛知県一般会計補正予算から第八十号議案監査委員の選任についてまで、専決第十号愛知県県税条例等の一部改正について及び専決第十三号控訴の提起についてに対する各常任委員長の報告を求めます。
県民環境委員長黒田太郎議員。
80:◯三十七番(黒田太郎君)
県民環境委員会に付託されました議案は、第七十四号議案令和五年度愛知県一般会計補正予算一件であります。
本議案につきましては、慎重に審査を行い、採決の結果、全員一致をもって原案を可決すべきものと決しました。
以上、御報告申し上げます。(拍手)
81:◯議長(石井芳樹君)
福祉医療委員長神谷和利議員。
82:◯四十五番(神谷和利君)
福祉医療委員会に付託されました議案は、第七十四号議案令和五年度愛知県一般会計補正予算一件であります。
本議案につきましては、慎重に審査を行い、採決の結果、全員一致をもって原案を可決すべきものと決しました。
以上、御報告申し上げます。(拍手)
83:◯議長(石井芳樹君)
経済労働委員長福田喜夫議員。
84:◯五十四番(福田喜夫君)
経済労働委員会に付託されました議案は、第七十四号議案令和五年度愛知県一般会計補正予算一件であります。
本議案につきましては、慎重に審査を行い、採決の結果、全員一致をもって原案を可決すべきものと決しました。
以上、御報告申し上げます。(拍手)
85:◯議長(石井芳樹君)
農林水産委員長佐藤英俊議員。
86:◯四十六番(佐藤英俊君)
農林水産委員会に付託されました議案は、第七十四号議案令和五年度愛知県一般会計補正予算一件であります。
本議案につきましては、慎重に審査を行い、採決の結果、全員一致をもって原案を可決すべきものと決しました。
以上、御報告申し上げます。(拍手)
87:◯議長(石井芳樹君)
建設委員長丹羽洋章議員。
88:◯五十九番(丹羽洋章君)
建設委員会に付託されました議案は、第七十四号議案令和五年度愛知県一般会計補正予算一件であります。
本議案につきましては、慎重に審査を行い、採決の結果、全員一致をもって原案を可決すべきものと決しました。
以上、御報告申し上げます。(拍手)
89:◯議長(石井芳樹君)
教育・スポーツ委員長河合洋介議員。
90:◯五十五番(河合洋介君)
教育・スポーツ委員会に付託されました議案は、第七十四号議案令和五年度愛知県一般会計補正予算一件であります。
本議案につきましては、慎重に審査を行い、採決の結果、全員一致をもって原案を可決すべきものと決しました。
以上、御報告申し上げます。(拍手)
91:◯議長(石井芳樹君)
警察委員長ますだ裕二議員。
92:◯五十一番(ますだ裕二君)
警察委員会に付託されました議案は、専決第十三号控訴の提起について一件であります。
本議案につきましては、慎重に審査を行い、採決の結果、全員一致をもって承認すべきものと決しました。
以上、御報告申し上げます。(拍手)
93:◯議長(石井芳樹君)
総務企画委員長辻秀樹議員。
94:◯五十番(辻秀樹君)
総務企画委員会に付託されました議案は、第七十四号議案令和五年度愛知県一般会計補正予算外七件であります。
各議案につきましては、慎重に審査を行い、採決の結果、第七十四号議案及び第七十五号議案は、いずれも全員一致をもって原案を可決すべきものと決し、第七十六号議案から第八十号議案までは、いずれも全員一致をもって同意すべきものと決し、専決第十号は、全員一致をもって承認すべきものと決しました。
以上、御報告申し上げます。(拍手)
95:◯議長(石井芳樹君)
以上で各常任委員長の報告は終わりました。
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96:◯議長(石井芳樹君)
これより第七十四号議案令和五年度愛知県一般会計補正予算に対する討論に入ります。
討論の通告により順次発言を許可いたします。
下奥奈歩議員。
〔三十二番下奥奈歩君登壇〕
97:◯三十二番(下奥奈歩君)
日本共産党、下奥奈歩です。
議題となっております第七十四号議案令和五年度愛知県一般会計補正予算第一号について、反対の立場から討論を行います。
今回の補正予算案は、物価高騰対策を中心とした予算案になっております。物価高騰対策は必要です。しかし、二点賛成できないものが含まれておりました。
以下二点、反対の理由を述べさせていただきます。
第一に、航空宇宙産業振興事業費についてです。
これは、販路拡大や人材確保に取り組む航空機サプライヤーへの支援を拡大するものです。
コロナ禍では多くの中小企業が厳しい経営環境に置かれました。公共交通の一分野を担う航空業界、その製造を担う地元企業、航空機サプライヤーへの一定の支援は必要です。
しかしながら、今回の補正予算案では、企業規模に関係なく商談会への出展基本経費の全額支援を対象企業の枠も拡大して行うというものであり、賛成できません。
至れり尽くせりの助成をなぜ航空宇宙産業にだけ行うのか。コロナ禍で困っている地場産業、中小企業全体に支援を拡大すべきです。
県がこの分野に力を入れ、支援メニューを当初予算に組み込むことは理解します。しかし、補正でさらに特別扱いする必要が生じたのはなぜか。はっきり言って、三菱重工がスペースジェット事業から撤退したことによる後始末を県民の税金で行うためだと言わざるを得ません。
県のアンケートでは、スペースジェット撤退により影響を受けた企業は十五社、開発や量産に参加する予定だった五十三社、これらの企業には三菱がきちんと丁寧な対応をすべきであり、今回の補正予算で提案されているような支援も、本来なら三菱の責任と負担で行うべきものです。少なくとも受けた県費を返還し、中小企業支援の財源に充てるべきです。
ところが、三菱は、民間航空機の開発から軍用ミサイルの開発に技術転用を図ると公言しています。このままでは、航空宇宙産業への支援が結果的に軍需産業を支援することにすらなりかねません。
これまでの航空宇宙産業への支援の在り方をこの機会に見直し、大企業に社会的責任をしっかり果たすよう県として指導すべきです。三菱重工のスペースジェット事業撤退の後始末まで県民の税金で行う今回の補正予算案には賛成できません。
第二に、少子化対策推進事業費についてです。
これは、県主催の婚活イベントの開催や民間婚活イベントへの支援、出会いサポートポータルサイト、あいこんナビの活性化を行うというものです。
結婚という極めてプライベートで個人の人生の選択に自治体が介入すべきではありません。少子化対策に結婚支援、婚活イベントと掲げておりますが、結婚イコール出産という特定の結婚観を県が押しつけることにもなってしまいます。それは、男女カップルの多様性や同性婚を望む人たちなど、多様な人生の選択への配慮が抜け落ちています。
他県の同じような事業では、企業にも婚活を働きかけるといったところもあり、結果的に従業員のプライバシーに土足で踏み込むことになり、深刻なハラスメントになるという問題も起こっております。何より、少子化対策の根本的な解決にはなりません。
内閣府は、五年に一度、少子化で国際意識調査を行っています。二〇年調査では、自国が子供を生み育てやすい国と思うかの問いに、日本は、そう思わないが六一・一%に達しました。ドイツ、二二・八%、フランス、一七・六%、スウェーデン、二・一%と比べるとあまりに大きな違いです。九七%以上が自国が子供を生み育てやすいと答えたスウェーデンでは、教育費の支援、軽減がある、育児休業中の所得保障が充実していること、これらが理由として挙げられています。学費、医療費、生活費の支援が充実し、社会全体で支える体制や仕組みがあることが出産、子育てへの一番の応援になると思います。
日本ではどうでしょうか。出産や子育ては個人やカップルの自由な選択です。しかし、子供を産み育てたいと願っても、低賃金、非正規雇用、長時間労働、男女の賃金格差、こういった困難を強いられている状況があります。それは、愛知県が行った少子化に関する県民意識調査にも表れているところです。これらの解決なしに少子化対策は進みません。ジェンダー平等の国際的な流れにも逆行し、愛知県として少子化対策に婚活イベントを推進することには賛成できません。
以上、述べてきた二点の問題が含まれているため補正予算案に賛成できないことを表明し、討論とさせていただきます。
98:◯議長(石井芳樹君)
日高章議員。
〔二十七番日高章君登壇〕
99:◯二十七番(日高章君)
自由民主党の日高章でございます。
私は、自由民主党愛知県議員団を代表いたしまして、ただいま議題となっております第七十四号議案令和五年度愛知県一般会計補正予算第一号の議案について、賛成の立場から意見を申し述べ、議員各位の御賛同を賜りたいと存じます。
初めに、第七十四号議案令和五年度愛知県一般会計補正予算第一号のうち、国の物価高克服に向けた追加策に呼応して実施する原油価格・物価高騰対策について申し述べます。
我が党県議団は、原材料価格の上昇や原油価格高騰対策について、県内市町村や各団体よりヒアリングを行うなど、県民の皆様の切実な声を集約し、農林水産業をはじめ、関係する産業や医療・福祉施設、学校など、県内の事業者や生活者への財政支援の継続について、県当局に要望をしてまいりました。
こうした中、国においては、本年三月、エネルギー・食料品価格等の物価高騰の影響を受けた生活者や事業者に対し、地方公共団体が地域の実情に合わせて必要な支援をきめ細やかに実施できるよう、電力・ガス・食料品等価格高騰重点支援地方交付金について一・二兆円の増額を決定しました。
本県においても、国の施策に呼応した事業を速やかに実施していく必要があります。
今回の補正予算では、原油価格・物価高騰対策として、私立学校、介護事業所をはじめとする社会福祉施設、医療機関等への光熱費高騰に対する支援。学校給食、保育施設、子ども食堂への食材費高騰に対する支援。スクールバス、社会福祉施設、医療機関、地場産業である窯業・繊維事業者、農林漁業者、公共交通事業者等への燃料費高騰に対する支援。畜産農家への飼料費高騰に対する支援。県の融資制度による中小企業者への資金繰り支援。市町村が実施するプレミアム商品券発行事業等への支援。そして、独り親家庭への子育て世帯生活支援特別給付金の支給など、昨年度から実施している事業者や生活者への支援を継続することとしております。
また、物価高騰による影響をより緩和するため、新たに、一般消費者等のLPガス料金、私立大学等の光熱費や特別高圧電力を受電している中小企業者の電気料金の支援を実施することとしております。
これらの事業の実施により大規模な補正予算が迅速に実行されることで、県民の皆様の生命と健康及び雇用、事業、生活が守られ、そして、経済が力強く回復していくことを強く期待するものであります。
続いて、少子化対策推進事業費について申し述べます。
二〇二二年の全国の出生数が八十万人を切り、本県においても五万三千二百二十一人と一九七〇年代の半分以下になるなど、少子化を取り巻く状況は一層深刻さを増しており、少子化対策はこれ以上放置できない待ったなしの状態であります。
国は、今年三月に、こども・子育て政策の強化について(試案)を発表したところでありますが、その冒頭において、「結婚やこどもを産み、育てることに対する多様な価値観・考え方を尊重しつつ、若い世代が希望通り結婚し、希望する誰もがこどもを産み、育てることができるようにすること、すなわち、個人の幸福追求を支援することで、結果として少子化のトレンドを反転させること、これが少子化対策の目指すべき基本的方向である。」と示しており、若い世代のライフステージに沿った切れ目のない支援が求められています。
また、本県が実施した調査では、独身者の八割にはいずれ結婚する意思があるものの、現在独身である理由として、結婚したい相手にまだ巡り会わないからという回答が多く、出会いを求めながらも実現しない若者の存在がある中、三年にわたるコロナ禍で外出を控えていたことなども影響し、出会いの機会がさらに少なくなっている状況がうかがえます。
そこで、本県では、結婚を希望する方の出会いの場を創出するため、今年十月に、愛・地球博記念公園において参加者四百人の大規模な婚活イベントを開催することとしており、さらに今回の補正予算では、三十人から四十人程度の規模の婚活イベントを県内の様々な地域で延べ十回開催するとともに、民間団体が行う婚活イベントへの支援も行うこととしております。
本事業は、少子化対策における若者のライフステージの入り口への支援として、県が主体となって結婚を希望する方の出会いの場を創出するものであり、この事業を契機として、多くの若者たちが出会い、結婚に前向きな気持ちになることを大いに期待するものであります。
最後に、航空宇宙産業振興事業費について申し述べます。
本県には、大手航空機体メーカーのほか、中小航空機サプライヤーが数多く立地しており、本県を中心とする中部地域は、日本の航空機、部品の約五割、航空機体部品の約七割を生産する我が国最大の航空宇宙産業拠点であります。
このため、航空宇宙産業を自動車産業に次ぐ第二の柱とすべく、本県が中心となり、名古屋市はじめ、地域の行政、産業振興機関、業界団体及び大学で構成するあいち・なごやエアロスペースコンソーシアムを核に、地域一体となって支援されてきたことと承知をしております。
航空宇宙産業は、今後二十年間で世界のジェット旅客機の運航機数が一・七倍に増加すると見込まれる成長産業である一方、新型コロナウイルス感染症を背景とした航空機需要の長期低迷により、現在、大変厳しい状況が続いております。
このような中、県では、本年二月に三菱スペースジェット開発中止等の影響を把握するための緊急アンケートを、そして、三月には追加ヒアリングを航空宇宙産業に関連する県内企業に対して実施をしました。
その結果、売上げが低迷する中、販路拡大が喫緊の課題である企業や資金繰りの悪化に伴い新たな設備投資にちゅうちょしている企業が多くあったほか、航空機業界のイメージ悪化により人材確保が困難であるなど、苦境に置かれている県内航空機サプライヤーの状況が改めて確認されたとのことであります。
今回の補正予算は、このアンケート結果等を踏まえ、エアロマート名古屋二〇二三の出展支援の拡充、設備投資に対する補助制度の新設及び航空宇宙産業の魅力をPRし、求職者とのマッチング機会を提供する人材確保支援により、県内航空機サプライヤーを総合的に支援するものであります。
これらの事業は、県内航空機サプライヤーが、今後期待される航空機需要の回復期において、力強く前向きに事業活動を展開していく上で有効な取組であり、我が党県議団といたしましても、愛知の将来の発展に、ひいては、我が国、日本の発展に欠かすことのできない航空宇宙産業の振興に資する事業として強く期待するものであります。
以上、議場の皆様方の御賛同を賜りますように切にお願いを申し上げまして、私の賛成討論を終わります。御清聴ありがとうございました。(拍手)
100:◯議長(石井芳樹君)
以上で通告による討論は終わりました。
これをもって討論を終結いたします。
これより採決いたします。
本案は起立により採決いたします。
総務企画委員長、県民環境委員長、福祉医療委員長、経済労働委員長、農林水産委員長、建設委員長及び教育・スポーツ委員長の報告のとおり、第七十四号議案を原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
101:◯議長(石井芳樹君)
起立多数と認めます。よって、第七十四号議案は原案のとおり可決されました。
─────────────
102:◯四十番(朝日将貴君)
各常任委員長の報告のとおり、第七十五号議案は原案のとおり可決され、第七十六号議案から第八十号議案までは同意され、専決第十号及び専決第十三号は承認されたいという動議を提出いたします。
〔「賛成」と呼ぶ者あり〕
103:◯議長(石井芳樹君)
朝日将貴議員の動議のとおり決しまして御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
104:◯議長(石井芳樹君)
御異議なしと認めます。よって、第七十五号議案は原案のとおり可決され、第七十六号議案から第八十号議案までは同意され、専決第十号及び専決第十三号は承認されました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━
日程第十八 各常任委員会及び議会運営委員会における
閉会中の調査について
105:◯議長(石井芳樹君)
次に、各常任委員会及び議会運営委員会における閉会中の調査についてを議題といたします。
各常任委員長及び議会運営委員長から議席に配付してあります一覧表のとおり閉会中の継続調査の申出がありました。
──────────────────────────
106:◯議長(石井芳樹君)
各委員長の申出のとおり決しまして御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
107:◯議長(石井芳樹君)
御異議なしと認めます。よって、各委員長の申出のとおり閉会中の継続調査を決定いたしました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━
108:◯議長(石井芳樹君)
以上で本議会に付議されました案件は全て議了いたしました。
これをもって本日の会議を閉じ、令和五年五月臨時愛知県議会を閉会いたします。
午後三時四十四分閉会
━━━━━━━━━━━━━━━━━
閉 会 式
午後三時四十四分開式
109:◯事務局長(柳澤康行君)
ただいまから閉会式を行います。御起立願います。
〔全員起立〕
〔議長石井芳樹君登壇〕
110:◯議長(石井芳樹君)
閉会に当たり、一言御挨拶申し上げます。
議員の皆様には、五月臨時愛知県議会に付議されました諸議案について、熱心に御審議を賜り、適切な御議決をいただきましたことは、県政進展のため、誠に御同慶に堪えない次第であります。
ここに、本議会の運営に当たり、皆様よりいただいた御協力に厚く御礼を申し上げます。
初夏を迎え、皆様方には御自愛の上、県政進展に一層の御活躍をいただきますようお願いを申し上げまして、閉会の挨拶といたします。(拍手)
〔知事大村秀章君登壇〕
111:◯知事(大村秀章君)
閉会に当たりまして、私からも一言御挨拶を申し上げます。
このたびの臨時県議会に提案をいたしました各議案につきましては、議員の皆様方におかれまして、熱心に御審議をいただくことができました。心から御礼を申し上げます。また、各議案は全て御議決をいただき、ここに臨時県議会を終了することができました。重ねて厚く御礼を申し上げます。
御議決をいただきました各議案は、審議経過を十分尊重いたしまして、適切な運用をしてまいります。
そして、新型コロナウイルス感染症への対応につきましては、五類感染症に移行されましたが、引き続き県内の医療提供体制に万全を期すとともに、県民の皆様に適切な行動を取っていただけるよう、感染状況等を踏まえた適時適切な情報提供と呼びかけを行ってまいります。議員の皆様方におかれましても、引き続き、御理解と御協力をお願い申し上げます。
これからだんだんと暑さが増してまいりますが、どうかお体を御自愛の上、今後とも県政発展のため、格別の御尽力を賜りますようお願いを申し上げます。
甚だ簡単でございますが、閉会の御挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。(拍手)
112:◯事務局長(柳澤康行君)
これをもちまして閉会式を終わります。ありがとうございました。
午後三時四十七分閉式
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